2022-03-20 in my/// 僕らは美人にめっぽう弱い。 街角で柔らかい毛先を軽く巻いて、頬に光を湛えた女性に出会ったとき、僕らは思う。「出逢った」と。 画面にくぎ付けになる。曲線美なんか知らないけれど、瞳に引き込まれたくて。 夏の風が肌が彼女の前髪を浮かせて、僕らの心まで浮かせる。 どうか、夏よ終わらないでくれ。 僕らは美人にめっぽう弱い。 性的なんかじゃなくて、偶像崇拝でも、女性信仰でもない。ただ、僕らの血が、瞳が、ミューズを知っているんだ。