らぶぃね、なぐさめ。

らぶりーなお前らに、わたしのことばが響かないことを祈ります。愛していたよ。

保健室から見た校庭は、なぜかいつも晴れている。

サッカーはいつも尽きないし、灰色の砂がちらちらと輝いては、眩しい。

ここはいつも涼しくて、すーっと鼻に消毒液の匂い。

誰もいないのに、僕がだけがここにある。

早朝の白けた世界がピコピコと鳴っている。

僕だけの日。

僕だけの白。

僕だけの日。

ここにいたいんだ。

こころがそこにあった。

Da・天使

天使でごめんね。 

謝るのは苦手ーー。

わたしが悪いもんね、いつもいつも。

星が言っているよ、何も言うなと瞬くままでラップが喉に詰まる。

ベランダのサンダルを脱いで、15階はそんなに高くないと思う。

それでもまだ、地に足をつけている。

奇形児だから、地に足をつけている。

絶対に、許されたい。

絶対に、目をはーとにされたい。

絶対に、愛されたい。

 

聖書で死につづけている。

復活はない。

春、ひとりで立てるもん。

消えちやった

消えちやった

ざらざらと触った指がささくれと、怪我であなたのためでもなくなりました。

あなたのに、はーとを。

愛だと伝わらない花畑のはーとが、勘違いのまはまわたしは消えていきます。

一生会わないなんて、思わない?

実は大きな船にのって、駅のベンチできみを待ってみるかな。

表現しない服が、放り出された部屋の隅で、床が黒いことを初めて知って、鍵は壊れている。ちょっと悲しかったのは、360円。

君の顔が気を使うやさしさが、きみのきみのためのはーとだと、ここは花畑ではない。

 

冬。君をいつまで忘れる。

 

 

 

ストレスフルネス

日本のお菓子コーナーには、チョコレートが多いと、泣いたことがありますか。
公園のベンチさえ、わたしには無いのだと、芋虫は言うのです。
目の前は木で、人工物の音だけが無音を許さない。
許された無言だけが、愛みたいな顔で裾を引く。
繋がってるみたいに語らうのは、トイレの床にしゃがむわたし。
チョコレートが、罪だと、軽率に思い出させるのは、これが君たちの言う、意味の無いことかい。
泣きながらご飯を食べたのに、死んでしまったわたしたち。

定義する愛

わたしのせいが、あなたに迷惑を被らせていると信じたかった。
人として、好きですよ。
好き嫌いのあるあなたが、
武装でした。あのピンクは。
渋い顔をしないで。
数ヶ月で、どうしてそんなに愛せるでしょう。
ひとつずつ、ひとつずつ、不穏を覚えていく。
ゆっくり、あなたのペースを少しずつ崩していくから

人生100年時代です。
かなしみだけで、死んじゃえないかもね。
少しの不満を、私たちのペースで愛と定義しようよ

またひとつ

プール

浅いぬるさに、膝を擦りむかないように。
膝はいつも揃って鼓動を感じていた。
ううん、いいの。と人格じみていく。
日向ぼっこが好きなのは、人間だけですよ。

地獄も1人ですり抜けられる。
寒いからと膝を寄せるもの。
本当は嘘ですと、名簿が証拠になっていく。
日向ぼっこが好きなのは、人間だけですよ。

なまもの

生きていると、死んでいく。
健康な人はそうではないと、普通に言うようなここには、墓に訪れる義務が生じているらしい。
太陽が似合わない。
日陰は寒い。
手が冷たいね、って誰も知らないよ。
肌が白いね、外に出ないからじゃないもん。
ハイビスカス
お腹が痛いの。
あなたには、お姉さんがいいと思うって、涙に意味がないステンドグラスが、毛布があれば、とエスカレーターみたいな日。

ことばはひどく、正常な世界で意味を失う。
伝えることで意味を失うものが、わたしのことばです。
生きていると、死んでいく。